先日TBSテレビ「王様のブランチ」でクライアントさんをご紹介いただきました。
ご紹介いただいたのはTastemadeという約2.5億人が視聴するアメリカ発のライフスタイルメディアの「本気の肉丼」メニュー。Tastemadeは1分前後の料理動画を中心に動画を配信しており、料理好きに大人気のメディアなんです。

Tastemadeのインスタグラムより

Tastemadeのインスタグラムより
一部のメニューをUber eatsでデリバリーしており、見た目も味も美味しいメニューを実際に食べることができるとあり、人気を集めています。

インスタ映えする「レインボーサンド」もあります
メディア掲載を獲得したいなら知っておくべきこと
現在色々な社会情勢もあり、外出や外食の機会が減っています。そんな中デリバリーの需要が高まっているのです。
PRに大切なのは
自分や自分の会社が売り込みたいことを売り込むのではなく
相手(メディアや視聴者)が知りたい情報を提供すること
例えば新サービスをリリースする、イベントをやる。しかしそれが相手にとってなんの魅力やメリットもなければ、メディアに取り上げてもらうことはできません。
常に世界情勢や求められるニュースのアンテナを張り、自分だったらどんな切り口でどんなネタが提供できるか考えておくことが大事です。
事件は現場で起きている
また私は「現場」に行くことをとても大切にしています。
PRとはPublic Relationsの略。
つまり Relations = 他者との関係作り が重要。
◆私が現場で大事にしていること
1) 事前にクライアント・関係各所にしっかり説明
2) 当日は元気の良い挨拶から
3) なぜ、何に興味を持って取材依頼をくれた / 取材を受けてくれたのか聞く
4) 最近注目していること / どんな取材をしたかマーケット調査
5) 現場で相手がどんなところに興味を持つか目を光らせる
6) できる限りNoと言わない。ただ平等な立場であることは明確に
7) 取材終了後は確認・質問の嵐と思え。OA(オンエア)まで併走する。
2) の挨拶は基本ですが、意外とできていない人が多いです。一瞬で「あ、この人感じがいいな」と思ってもらえるかどうかでその日の進めやすさが大きく変わりますし、この場で良い関係性を作れるかどうかでその後また取材をしてもらえるかなども変わってきます。メディアも人間の集まりなので、当然ですよね。
3)〜5)に関して、メディアと話す機会は貴重なリサーチ・マーケティングの機会なので、ここぞとばかりに色々ヒアリングしましょう。視野が狭い人は自分の企業や事業のことばかり話し、相手から話を引き出さずに終わってしまいます。
6) はどういうことかというと、取材してもらっている、ではなく、あくまでも立場は平等でこちらは「相手に必要な価値を提供しているということを自覚する」ということです。TV相手となると、全て相手に合わせなければならないと思う人も多いようですが、あくまでもお互いに価値提供し合うプロフェッショナルな関係です。
YesはYes、NoならなぜNoで、代わりにどんなことなら提供できるか考えましょう。ビジネスは信頼関係なので、「こいつは頼りにならない」「融通が効かない」ではなく「臨機応変だな」「面白い切り口で提案してくるな」と思ってもらえる努力が必要です。
7) TVの場合、取材後が大変です。大抵事実・テロップ確認などが入ります。OAギリギリまで修正をしたり、場合によっては方向性が変わって再度取材になることも。時に今の時期は速報や緊急ニュースに差し替えられる場合もあるので、使えるネタが変わってしまうこともあります。
PRは細かい確認作業や、各所との板挟みになる機会も多く、気苦労がたえません。でもだからこそやりがいがあると私は思います。
自分や企業のニュースをメディアに掲載してほしいと思う人は多いはず。まずはメディアや視聴者の立場に立ち、どのようなネタや切り口なら取り上げてもらえるか考えてみましょう!
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