先日バスケットボールの夏選手がこんなブログを書いていました。
スポーツ選手がここまで赤裸々にお金のこと、
チームのことを書くのはとても勇気が必要だったと思いますし、
彼の決意と想いを強く感じました。
ショービジネスの国アメリカ
日本はスポーツビジネスが遅れています。
私はロサンゼルスまでNBAを観に行ったことがあるのですが、
同じバスケットボールとは思えない活気、ショー、選手のプレーでした。
チケットもピンキリではありますが、かなり高額な席が多く、その席も売れているのです。
(有名なStaples CentreでLakerの試合を観戦)
(大学生の試合でもこの観客数)
ミュージックコンサートでも最近VIP席として高額な席が売られ始めましたが、
桁がひとつ違うのがアメリカ。さすがショービジネスの国です。
エンターテイメントやスポーツはお金を払って楽しむもの、
という意識が根付いているのですね。
スポーツ選手こそ現役時代からビジネスを学ぶべき
さて、夏さんの記事に戻ります。彼の記事によると、
所属チームは経営難に陥り、給料の遅れが昨年からあったようです。
それに対し
「ファンのためにやるべきだよ(無給でも)」
「目先のお金よりファンやスポンサーの方を裏切ってはいけない。プレイするべき」
というスタッフやBleague(日本の男子プロバスケットボールのトップリーグ)理事の発言もあったそう。
日本では「スポーツ選手はスポーツのことだけ考えて入ればいい」
「スポーツ選手のくせにちゃらちゃらしている」と批判されることが多いですね。
私は現役の寿命が短いスポーツ選手こそ現役時代からビジネスのことを学び、
個人の力を強めておくべきだと思っています。
サッカーの本田選手や野球のダルビッシュ選手はSNSでも影響力がありますが、
それは彼らが広い視野を持ち、強い信念を持っているからです。
スポーツ業界にとどまらず、各方面で知り合いが多いですし、
ご本人も積極的に学んでいるようですね。
さて、今回のタイトル「スポーツ選手は無給でも働くべきか?」あなたはどう思いますか?
彼らは日々自分の体を酷使し、自分の限界に挑戦しています。
会社との仕事を両立している人も多く、
ラグビーの日本代表選手も家族との時間がほとんどない、と言っていました。
それは自分の夢を叶え続けるためであったり、
家族のためであったり、日本のためでもあります。
もちろんそれは普通に働くサラリーマンでも同じことです。
つまり「スポーツ選手は無給でも働くべき」などという発言や発想が出る時点で、
それはビジネスとして機能していないのです。
2020年はオリンピックもあります。
少しでもスポーツビジネスが変化していくことを願ってやみません。