みなさん、Nスポ!をご存知ですか?
Nスポ!は東京2020大会に向けてNHKが毎年開催しているスポーツ総合イベント。2019年はいよいよ開幕1年前となる7月に渋谷ヒカリエで5日間開催しました。今回知り合いから「進行を手伝ってほしい」という連絡があり向かったところ、「舞台監督です。」と紹介され、人生初めての舞台監督に心労で2日で2kg痩せました。笑
ここで舞台監督という仕事について少し説明しますね。
私はコンサートプロデューサーとして安室奈美恵さんなどのコンサート制作を担当してきたのですが、舞台監督とか舞台に関する全てのことを統括する人です。
舞台には照明、特殊効果、映像など多くのスタッフが携わります。
これらを統括するのが舞台監督の役目。
制作はさらに大きな枠で、舞台以外の警備・座席関係・グッズ・関係者などコンサートに関わる全てのことを統括します。
じゃあ制作をやっていたら舞台監督もできるでしょ?と思いますか?
舞台監督は照明、特殊効果、映像などの各専門舞台を統括する役割なので、専門知識も多く必要です。
例えば私は映像に使うパネルの部位の名前も知らないし、最新の照明器具も知りません。
これは荷が重いと思いつつ、自分がやるしかないので体当たりで挑戦しました。

当日はタレントの武井壮さんやラグビー選手の五郎丸歩さん、俳優の阿部サダヲさんや脚本家の宮藤官九郎さんなどをお招きし、様々なイベントを行いました。
自分のキュー出し(ゴーサイン)でタレントさんがステージに立ち、スポットライトがつき、映像が始まります。
逆を言えば、自分がミスをすれば、多くの観客の前でタレントさんや自分が大恥をかくわけですから、責任重大です。
しかししのごの言っていては何も始まりません。腹をくくって挑戦しましたが、優秀なスタッフの皆様のおかげで、なんとか完走することができました。


こちらは大人気SF漫画「AKIRA」の作者である大友克洋さんによって作られたNHKスペシャル「東京リボーン」。大改造が進む東京の姿を追いかける動画で、あまりの世界観の美しさに感動し通しでした。
動画上映のあとは写真撮影タイムも設けたのですが、AKIRAファンはもちろん、色々な方に楽しんでいただけました。
SNSで告知したところ、私の知り合いやフォロワーさんもたくさん遊びにきてくださり、この感動を味わっていただくことができ、嬉しかったです!

東京でオリンピックを行うと決まってから、何らかの形で携わりたいと思っていた私は、心労はあったものの笑、とても楽しく仕事をさせていただきました。
何と言っても、生きているうちにオリンピックが自国開催されるのはこれが最初で最後かもしれないのですから!
ずっとエンタメ業界で働いてきた私は、エンタメを心から愛しています。
それは人の心を動かす感動と、
みんなで1つになることができる一体感があるから。

オリンピックに向けて、ぜひみんなで盛り上げていきたいですね!